車いすでモジュラータイプやオーダーメイドの車いすは、多くの車いすが車輪をワンタッチで取り外せる構造になっています。最近、車輪のガタが大きいとか装着したけど知らないうちに車輪が勝手に抜けそうになるとかのトラブルが多いようです。割と簡単に調整できますので知っておくと便利です。
下図のように、11mmのスパナで軸を固定、19mmのスパナでナットを回して長さを調整します。
下の写真は、調整前の写真ですがボールがシャフトの中に収まっていてストッパーの役目をしておりません。この状態では車輪は抜けてしまいます。
下の写真は、調整後写真ですが、車輪のガタが無い状態でシャフト先端の部品がシャフト内に収まり、ボールが外に飛び出せばストッパーの役目を果たせます。車輪はワンタッチボタンを押し込まない限り抜けません。
車輪が抜けそうになる原因としては調整前の写真のようにシャフト先端の部品のねじが緩む方向に動きシャフト内に収まってない状態だと思われます。逆に車輪が抜けなくなることもありますがこの原因は先ほどとは逆に先端部品のねじ部分が締まる方向に動きシャフト内に収まりっぱなし状態になりボールがシャフト内に収まらな状態になっています。抜けない状態になった場合は、専門家に任せた方がよいかもわかりません。